正社員・契約社員・派遣社員の違い
【正社員】
正社員は勤務先の会社と契約し、期間を決めることなく入社から定年まで勤務することが予定された雇用です。
【契約社員】
契約社員は勤務先の会社と契約し、雇用契約に期間の定めがあります。
【派遣社員】
派遣社員は派遣会社と契約し、派遣先の会社は派遣会社と派遣契約をします。登録型派遣(契約社員型)は雇用期間満了に伴い終了し、常用型派遣(正社員型)は派遣会社に対しての正規雇用ですので雇用期間は継続します。
正社員、契約社員、派遣社員のおおまかな違いは上記の通りです。大きな違いは契約先の違いと、会社から「辞めてください」と言われても、正社員であれば居続けることができるという点にあります。しかし、契約社員であっても契約期間内であれば辞める必要はありませんし、1年以上雇用する予定があれば正社員同様健康診断も必要となります。契約社員や派遣社員にも正社員並みの権利があるということは把握しておく必要があります。契約社員、派遣社員ということから不当な扱いを受けていると感じたら迷わずユニオンフォースジャパンにご相談ください。
契約社員について
契約社員は「雇用期間が修了したらいつでも辞めさせられる」と考えている方も多いかもしれません。しかし、実際は契約社員だからといって自由に雇止めにできるわけではありません。
契約社員の最初から雇用期間を設定しています。会社側もその条件だからこそ雇ったことになり、契約期間が終了次第、社員の地位を失い、この状態を「雇止め」と言います。「解雇」は契約期間中に使用者が労働者との契約を一方的に打ち切ることですので「雇止め」と「解雇」は明確に違うものとなります。契約社員についても、契約期間内であれば「雇止め」ではなく「解雇」が適用され、正社員同様法律で簡単には辞めさせることはできません。更に、仕事の内容、勤務形態が正社員に近い場合、継続雇用を期待させる言葉(「正社員になれるかも」といった言葉)やがあった場合など、契約延長の回数などで、契約期間終了後の雇止めが無効となった判例もありますので「契約社員=自由に雇止めができる」という認識は間違いであると知っておいてください。このような契約社員の待遇でお困りの方はユニオンフォースジャパンにご相談ください。
派遣社員について
派遣社員は派遣会社と契約し、派遣先の会社は派遣会社と派遣契約をしますが、派遣社員でも一定の条件(派遣期間など)を満たせば「社会保険」「有給休暇」「産休」といった正社員並みの権利を持っています。また、登録型(契約社員型)ではなく常用型(正社員型)であれば派遣が終了しても派遣会社に対しての正規雇用ですので雇用期間は継続します。登録型(契約社員型)の派遣社員であっても、上「契約社員について」で記載したものと同様に契約期間が満了するまで使用者側は解雇することはできません。一般的に「派遣切り」と言われる「解雇」や「雇止め」といった行為も簡単にできるものではありませんので、派遣社員の待遇でお困りの方はユニオンフォースジャパンにご相談ください。